高速通信規格「5G」に関するソフトバンクの技術情報を不正に持ち出したとして、不正競争防止法違反(営業秘密領得)の罪に問われた同社元社員、合場邦章被告の初公判が7日、東京地裁であった。罪状認否で被告は「営業秘密に当たると認識していなかった」などと無罪を主張している。持ち出した情報はパスワードが設定されておらず、営業秘密に当たらないと反論。他社にとって利用価値もなかったと主張したが、営業秘密に該当するかしないかは会社が決定しているはず。昔も今もこの「企業機密の漏洩」には多くの会社が悩まされてきました。つまり、社内における多くの方の知恵や努力の結晶だけでなく、大切な取引先の情報などが他社に流れてしまい、企業経営上の大きな損害を被ることになります。この裁判の行方に注目しています。
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